慟哭。


その男ははピンチに陥っていた。

受験生であるモリトモはこの夏休み、いままでに無いほど英語を勉強した。一人でも、講習に通い複数でもやった。多少はできるようになったと自分では思っていた。もう夏休みも終わる。モリトモは寂しさと切なさと心強さと〜♪あとなんか感じでいた。
念願のテキストサイト復活もそれとなく実行したし、あとはいつも通りの学校生活が始まる。そう思っていた。



メッセンジャー

通称メッセ。自分で決めることのできるアドレスで相手を区別し、インスタントメッセージを送ることができる。例えるとすればチャットのような物であろうか。モリトモのメッセにはテキストサイト関係からネットゲーム、学校の友人などそれなりの人数が登録されていた。


メッセンジャー:「キャス@宿題おわんねぇぇぇぇ」がサインインしました。


その時、エロペグを整理するモリトモの手が止まった。モリトモは慌てた。宿題をやっていないことに気づいたのである。あまりに突然の衝撃にモリトモは間違えてみのもんたの画像をエロペグフォルダに入れてしまった。


チャンスの後にピンチ有り。

これはそのまんまの意味で、チャンスの後にはピンチ、もしくわピンチの後には必ずチャンスがやってくるということだ。中国の故人によればそれは人生の摂理だと言う。




まぁそんなわけでピンチの後には必ずチャンスがあるさ!って感じでエロペグ採集を再開するわけです。ヒャッホゥ!

夏休み終了まで後二日。17歳。夏。