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「点じゃないよドットなの。」


だ?まじふざけろよ?ホットペッパー。ドットじゃねぇよ、ダットだよ。発音記号見ろよ。[dat]だろうが。俺様は貴族だよ?世界第2位の経済大国って言うから仕方なくアジアの東にある小さな島国のCMに出てやったというのに。何がドットだ。「あ、適当に喋ってもらえれば後はスタッフが声付けて完成させますので」じゃねぇよ。見て唖然。俺様は確かにダァットゥと完璧な発音をした。まじふざけろよ?

と思ったけど早く帰ってロックマンXの続きがやりたいし「How cool!」と答えた。そしたら「では打ち上げは焼肉でいいですか?それとも日本に来たので寿司になさいますか?」とか言いやがんの。焼肉?肉を焼いただけなのに料理と言い張るのか?まったく傲慢だな(ここの傲慢はGo!Go!マジンガー!という意味ではなくおこがましいという傲慢だ)。寿司?フィッシュを生で食べるというのか?冗談じゃないぜ。俺様は小さいころ生ガキを食べて以来海産物恐怖症なので想像しただけで語尾にピロが付いてしまうってのに。だから「寿司は勘弁して欲しいピロ」って言ったんだ。そしたら「あ、では焼肉にするピロー」とかぬかしやがんの。お前が海産物恐怖症であろうがなかろうが知ったことかよ。俺様は早く帰ってロックマンXがやりたいんだよこのシーモンキー!あれ?ホワイトモンキーだっけ?あれ?あれれ?まぁいいや、このモンキー!(俺様にも妥協は必要だ)
打ち上げもほどほどに帰りの飛行機の中でアイシー・ペンギーゴの弱点を考えていると俺様の母国イヨロップが見えてきた。さぁ、早く帰ってロックマンしなくちゃ。
家に着く。まずは攻略本だ。これが無くては落ち着かないんだ。『大丈夫、ファミ通の攻略本だよ!』というロゴを見てファミ通の攻略本だから大丈夫なのか心配なんだよ!といつものようにつぶやく。そしておもむろにスーファミ(ここでいうスーファミとはスーパーファミ通のことではなくスーパーファミコンのことだ。)のスイッチを入れる。ロックマンXのパスワードを入力する。

あれ?出ない。冷静に分析した結果どうやらメモしたパスワードが間違っていたらしい。なんてことだ。せっかくレッグパーツ取ったのに。ファック!アナルファック!ああ、段々むかついてきた。こんなゲームのために珍しいジンギスカンの肉も断ったのに!もうロックマンXなんて絶対にしねぇ!ばーか!ばーあああああか!うわーん!!



今日は本当に疲れたからもう寝る。おまえら、最後にこれだけ言わせてくれ。点じゃないの、ダットゥなの。

PS 明日ロックマンX2買ってくるぜ。